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神聖なるモライオーロの楽園

シモーネの自称アトリエ(自社搾油所)は、旧街道から未舗装の急坂をエンジンをMAX吹かして昇った丘の中腹。マチュピチュのミニチュア版、天空のポツンと一軒家だ。巨大な白い牧童犬「ぺぺ」が泥んこの手をこすり付けて歓迎してくれる。周囲はしんと静まりかえり風でそよぐオリーブの葉がキラキラと銀色に輝いている。丘陵地をびっしり埋め尽くすのは空に向かってぐんぐん伸びる樹像が特徴のモライオーロ。てっぺんは濃い緑、下は銀色の葉をたっぷりつけた、トスカーナ原産の代表品種。シモーネが丹精込めて育て未知の勝負に出た舞台「神聖なるモライオーロの楽園」だ。フラントイオのすっきりフルーティー、レッチーノのまろやかさもトスカーナオリーブオイルには大事だが。あえて、ツウ好みの味わいのモライオーロを選び情熱を注ぐシモーネには脱帽。今まで単一品種のモライオーロをたくさん食べてきたが、シモーネが創るものは正真正銘、史上最強だな〜と、食べる度に「なんて贅沢な時間なんだろう」と感動する。うまさがおとろえないのは最上の実を使用し自社搾油所を備えているからだけではなく、常識を超えた先に現れ、食べる人を「こいつは何だろう」と驚かせる味を目指している。シモーネの祖父、そのまた祖父たちが育みシモーネに伝えた、モライオーロへの愛情を彼がさらに磨き上げて生み出した緑の宝石、たっぷりの旨味とコクと苦みが混ざり、印象的なシャープな辛みが織りなす味は完璧なうまさの黄金比だ。

フォンタッチェでしか味わえない単一品種モライオーロ、そしてモライオーロをベースにして、すっきりフルティーのフラントイオを加えたブレンドオリーブオイルでシモーネとぺぺ、風にそよぐ銀色のトスカーナ丘陵を想い浮かべながらハピネスな時間をお愉しみください。

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 Moraiolo-モライオーロ 

  • トスカーナ原産。イタリア中央部で多く栽培。丘陵地形が最適。

  • ​横にはあまり広がらず、上方向に枝を伸ばす。樹間隔が狭くてもOK。

  • 上部は濃い緑色の葉、下部はシルバーグレーに輝く葉。

  • 実は1.5~2.5g の中型。下部が若干太く短い楕円球形。

  • 実の色は緑 → 赤 → 赤紫 → 紫 → 黒紫に変化する。

  • 収穫は標準的には11月。温暖化で10月に収穫する傾向。

  • 実が葉柄にしっかりと付いている。風で離脱しない。

  • 油分を多く含み、搾油率が高い(15〜18〜20%)

  • 濃い緑色のオリーブオイル

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