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ピカピカの新世代搾油マシン。
ある日のトスカーナ。初めて生産者フォンタッチェを訪ねた時のこと。
「すごいね、よく頑張って導入したね」とシモーネを褒めてあげた。
3000本ほどの、いわゆる小規模オリーブ園の奥にシモーネの粋を感じる宝物がおさまった自社搾油所が潜んでいる。
手入れがよくピカピカの搾油機のフェラーリと例えられる新世代のマシンに心が踊らされる。
オリーブオイル造り手が羨ましく思う宝物。
大切に育てたオリーブを最高のオリーブオイルに変身させたいと想いがつのり、既存の搾油所へ持ち込み搾る安易な利便性に妥協せず、新時代の搾油マシンを購入する大決断をしたシモーネに脱帽。
テイスティングしたオリーブオイルは彼の傑作「単一品種モライオーロ」。オリーブオイル鑑定士の僕が数多く出会ったモライオーロとは一線を画す澄み通りキレイな味に驚きました。
「熱意は誰にも負けないよ、僕のモライオーロにふさわしいマシンでしかつくれない、いままで味わったことがない様な素晴らしいオリーブオイルを心待ちしている人がたくさんいるから!」と語るシモーネの眼には目標向かって進む自信の光が宿っています。
これからも、彼の進化に目が離せないので彼の宝物を見に通い続けたいと思っています。
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