手間をかけるが大好きなセルジェンティ 

未来を任せる子供達に元気を与えるオリーブオイルを創りたいと思うようになったのは、息子のディエゴが離乳食を食べ始めた頃、どこにでも売っている離乳食で育てるママ友達を尻目に、この時代、見た目があまりにも貧弱だが、イタリアで50年前までは当たり前だった「潰した茹でポテトにオリーブオイルをまぶした」離乳食を実践。一見すると、消化に悪いんじゃないと思われがちだが、実はオリーブオイルは現代でも病中、病後食として病院でも出されるほど、身体に欠かせない脂肪摂取源として王様クラス。同じ時期に土いじりが大好きな父親が放置されていたオリーブ畑を購入。

子供達への思いから、化学農薬、化学肥料を使わない、BIOLOGICO農法を実践して、イタリア政府が定める規格をクリアーして、BIO認定(イタリアのオーガニック認定)を取得して、安心、安全な原料を自家生産。深い知識を得るため、イタリア政府公認オリーブオイル鑑定士資格試験に挑戦、リーザ、兄のクリスティアーノ、そして、従兄弟のマッテオの3人が同時に合格。鑑定士が3名もいる珍しい造り手セルジェンティが快進撃を開始した。

子供達のための合言葉で上質で美味しいオリーブオイル造りを目指して「栽培」と同じように大事な要素でオリーブオイルの出来を左右するのは「搾油」技術。最新設備を備える搾油所で行うことはもちろんだが、その機械を自由に操れる技術をクリスティアーノは鑑定士講座で学んだ知識とオリーブ畑を毎日歩き回りチェックする樹々のコンディションや、収穫、搾油をする日時の天候と気温などを基に、自分たちのオリジナルオイルを目指して緻密に搾油工程プログラミングを定め、搾油ごとに微調整して創り上げるオイルは独創的で芸術的。毎シーズン、こんなにきれいでエレガント、しかも味わいの変化が楽しめるオイルが作れるのだと感動してしまいます。

美しい緑のオリーブオイルには子供達への想いが込められているから、いくらでも手間をかけるのよ! とリーザが微笑んでいます。​ どこか懐かしい香りと味がするのは子供の時の記憶が蘇っているのかも。

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