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超音速のペンドリーノ

ソライアのグイドに、昨シーズン彼が造ったマウリーノ単一品種オイルが素晴らしかったので、今シーズンのが出来上がったら直ぐにテイスティングして、その結果が良ければ、輸入するからね、と春先に話をした。

 

そして、夏が終わった頃、グイドから、今シーズンはマウリーノは不作とハエの害で造れないよ、と連絡が入り、あんなに美味しいオイルが今シーズンはダメなのかとショックを隠せないでいると、その代わり、ペンドリーノの実の状態が凄く良いので、それを造るから出来上がったら一緒にテイスティングしようと、慰め半分の提案があった。

 

ペンドリーノ単一品種オイルを生産する造り手は少なく、品質が良く美味しいものには出会った事がなかったので期待せずに、本命のレッチョ・デル・コルノがあれば今シーズンは良しとする腹づもりにした。

 

11月に入り新オイルのテイスティングをするため彼の農園を訪れると、すっごく嬉しそうなグイドが出迎えてくれたので、マウリーノが造れなかったのでやけっぱちの笑顔だろうと冗談で問いかけると、まあまあ、いいからテイスティングしようと、すすめられ、木肌がいい感じに時代を感じさせる彼のテーブルに向かい合って座る。まず、レッチョ・デル・コルノから試飲開始。

オイルと思えないすっきり感ながら旨味がとてもある。品が良くなおかつしっかりした存在感がある。文句なしの素晴らしい出来栄えで大満足。

 

次の、マウリーノのピンチヒッターで造ったペンドリーノが「凄すぎた」。

口に入ると、ややおとなしい感じでフルーティな中にセージ等のハーブ香が立ち上がり、カシューナッツのような香りも混じる。テクスチャーはなめらかで舌に絡みつき、その後から、角がなく旨味にも繋がっているしっかりとした苦み、そして辛みが超音速で追いかけてくる。

グイドがニヤニヤしながら、ポリフェノール含有量 1,005mg/kg だぞ、と教えてくれる。

初めて最高のハーモニーが楽しめる別次元のペンドリーノに出逢いました。

 

超音速ペンドリーノをトスカーナ エ トスカーナのオリーブオイル・ファンの方にお届けします。

前回入荷した分は完売、今回はグイドが大切に保管していた最後の6カートン(36本)を特別に全て分けてもらいました。

ぜひ、チャンレンジ&エンジョイ !

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Pendolino - ペンドリーノ

古くからオリーブオイルの名産地として知られているトスカーナ。

トスカーナ・オリーブオイルの基本とも言えるトスカーナ原産代表品種、フラントイオ、モライオーロ、レッチーノ。 そして、これら代表品種の花粉媒介種で最も利用されているのが、同じトスカーナ原産のペンドリーノ種。

 

ペンドリーノは付ける花の数が多く、オリーブ畑1ヘクタールに2~3本植えておけば十分といわれる。

 

近年の品種別栽培、搾油法が編み出される前は、同じ畑の品種を一緒に摘み取り混ぜた実を絞るブレンドが主流だった。単一品種オリーブオイルが注目されるようになり、ペンドリーノの単一品種オイルも生産されているが、一般的に遅摘みで優しく柔らかい感じのものを多く試飲した経験がある。

 

枝垂れ柳のような姿は美しく、観賞用としても栽培される。

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